このたびは、第5回日本リンパ浮腫学会総会の開催にあたり格別のご支援とご高配を賜
り、誠にありがとうございました。第5回総会のテーマは「リンパ浮腫診療の標準化と新規
治療への挑戦」と題し、リンパ浮腫学におけるエビデンスの構築に向けた基礎研究と臨床研
究を紹介するとともに、リンパ浮腫診療の標準化に向けた取り組みと今後の課題を見える 化し、今後のリンパ浮腫診療の方向性を示せるような総会を目指しました。
皆様のお蔭を持ちまして、現地開催に65名、オンデマンドWeb開催に170名、合計235
名の方々にご参加いただき、盛会裡に終えることができました。本学会が定めた感染対策に 基づいた感染対策で、現地での感染拡大はなく無事に開催することができました。
本学会としては3年ぶりの現地開催であり、懐かしい仲間と再開する機会を得るととも
に、活発かつ有意義な意見交換が行われました。また、リンパ浮腫の医療機器や医療器具に
ついては、現地開催は企業の新製品に接するよい機会であり、企業にとっては、製品開発に
おける医療従事者によるフィードバックを受けるよい機会となっていることも再認識でき ました。これもひとえに皆様のお力添えの賜物と心より御礼申しあげます。
日本リンパ浮腫学会初の、コロナ禍でのWeb併用の現地開催+オンデマンド配信として
の開催であり、開催中は不行き届きもあったかと存じますが、何卒ご容赦くださいますよう お願い申し上げます。
日本リンパ浮腫学会はリンパ浮腫の治療だけでなく、リンパ浮腫の基礎研究、診断、治
療、生活再建等のリンパ浮腫診療を総合的にアプローチできる学会です。今回の学会で得ら
れたコンセンサスを、多職種の叡智を結集して、次回の学会でさらに深化させて、リンパ浮
腫患者がいつでも、どこでも質の高いリンパ浮腫診療を受けることができる日が来ること を夢見て、御礼の挨拶と致します。
第5回日本リンパ浮腫学会総会
会長 小口 秀紀